ショコラ
フランスのとある保守的な村にやってきた親子。その親子が作るチョコレートによって村人が心を開いていく映画。しっかりと芯があり、起承転結のはっきりとしたいい映画です。全体的に映像が綺麗で（町の雰囲気や、教会、チョコレートの店の内装など）、物語りとは別にそっちに感動する事も時々ありました。良く言えばまとまっている良い映画。悪く言えばテレビを見ている雰囲気。おとぎ話の絵本（図柄も美しかったし）を見ている感じの綺麗なファンタジーです。
でもそれだけなんですよねぇ〜。この映画に他の要素を求めてはダメなのかもしれませんけど、もう一癖あってほしかったです。内容的にも「え？それで？」って感じでしたし、もうちょっと
登場人物の過去がもう少し分かると一段と面白かったと思う。ほのぼのとした大人の雰囲気の絵本って感じでした。
でも見方を変えれば、突然村に子連の女が来た！ 話しを聞けば未婚ではないか！ 教会にはこないし、保守的な村の雰囲気が変わっていく。そう、チョコレートと言う不思議な食べ物を使って！ 邪教徒なのかな？（でもあーゆう時代では、あーゆう人が魔女言われてたりしたのかな？）悪い風習時のカトリック世界も描いてるのかな？っと思ったりもします。そこまで考えたらあかんのかな？
でもジュリエット・ビノシュの役は好きでした。子供っぽい素振りや、激しく取り乱したり、胸の開いたドレスを着たりと魅惑ある女性がよかったです。
見たら絶対チョコレートを食べたくなりますよ〜。（私はなりました、特にホットチョコ）ムムムムム…明○め！
（2002/01）
