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2005年3月1日更新

久保速雄コレクション
「アンティーク・レースの世界」展

かつてヨーロッパにおいてレースは大変な贅沢品で、王侯貴族たちの富と権力の象徴でした。宮廷では、男性も女性もこぞってレースで身の周りを飾りました。それは衿元や袖口の飾り、ハンカチやショールのようにファッションの一部だっただけではなく、鏡台やテーブルなどの調度品も華々しく飾ったのです。

高級手工レースの期限は、16世紀の半ばごろにイタリアのヴェネツィアやフランドル地方(現在の北フランスからベルギー、オランダにまたがる地方)にあるとされています。そこからヨーロッパ各地に広まり、それぞれ特色あるレースへと発展しました。

17世紀から18世紀にかけて宮廷文化が華やかになるにつれ、高級手工レースは貴族たちの間でますますもてはやされるようになり、技術的にも装飾的にも精緻精妙を極めていました。なかでもベルギーのブリュッセルやフランスのアランソンのレースなどは、ヨーロッパ中で人気を博しました。

19世紀以降、産業革命期の機械レースの誕生により、時間と手間を要する手工レースは徐々に衰退しはじめ、現在では職人の手による本物のレースを見ることはほとんどなくなってしまいました。

この「アンティーク・レースの世界」展は、日本でも有数のアンティーク・レースのコレクターである久保速雄氏の全面的な協力により、ベルギー、フランス、イタリアといった国々の素晴らしいアンティーク・レースの世界を一堂にご覧いただける機会です。

大量生産・大量消費の時代からの岐路に立つ今、膨大な時間と職人たちの思いが込められた<本物>の醸し出す空気に、是非一度触れてみてください。
(パンフレットより抜粋)

期間:2004年12月11日(土)〜2005年3月15日(土)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
場所:神戸ファッション美術館 1F展示室
休館日:水曜日
入館料:一般500円(400円)/小中高65歳以上250円(200円)
※()内30名以上団体料金

特別協力:ポルトガル観光・貿易振興庁/ブルーミング中西株式会社/岸弘子/阪上嘉津子

Kobe Fashion Museum

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