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2005年3月15日更新

入定310年 庶民の信仰・慈愛の微笑み
円空展

円空について、まず誰もが驚くのは、生涯で12万体ともいわれている驚異の作品数でしょう。これは、元禄3年(円空59歳)に岐阜県上宝村で制作した今上皇帝像の背面に、10万体造顕を達成と記されたことから推定されます。

64年間の生涯で、32歳の時、初めて像を彫ったとされることから推測すると、約30年間の間、毎年4000体以上制作しなければ成し得ない数字です。しかも、その一体一体が異なった形であり、どの像にも祈りが込められ、まさに血の通った仏像・神像ばかりとなると、円空の偉人ぶりは我々の想像を超えてゆくばかりです。

円空は、1632年(寛永9年)、現在の岐阜県である美濃国に生まれました。全国を巡る層として、訪れた各地で、民衆を苦しみから救うため、観音菩薩像をはじめ諸像を刻み歩きました。その足跡は、北海道・東北・関東・中部・近畿地方など、各地から発見された「円空仏」から辿られます。全国で約5200体が現存し、神社・仏閣だけでなく、小祀堂・民家にも祀られ、庶民の信仰の対象になっています。

本展は、そんな流浪の旅の日々より生み出された「円空仏」の中より、約160体の優品を厳選し、円空が、庶民の信仰を形にした様々な像の芸術性に迫ろうとするものです。

最近、伊勢市・中山寺で発見された極初期像を含むここ3年間に発見された7体の像をはじめ、過去の全国規模の円空展では出品されたことのない70余点の初出品作品にもご期待ください。
(パンフレットより抜粋)

期間:2005年3月9日(水)〜3月21日(月・祝)
時間:10:00〜19:30(20:00閉場)
※最終日は16:30まで(17:00閉場)
場所:大丸ミュージアムKOBE[大丸神戸店9階]
入場料:一般800円(600円)/大高生600円(400円)/中学生以下無料
※()内は前売・団体(10名様以上)料金

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