2005年3月26日更新
オノデラユキ写真展
オノデラユキ(1962年東京生まれ)は、パリを拠点に国際的に活動する写真家です。
第1回写真新世紀点で受賞後、93年にフランスに渡り、95年に都内3カ所で開いた個展「DOWN」で一躍注目されました。
以来、代表作「古着のポートレート」をはじめ、ラベルの剥がれた缶詰が宙を舞う不思議な写真「C.V.N.I.」やカメラ内にビー玉を忍ばせて撮影した写真「真珠のつくり方」、あるいはどこか見覚えのある人形のシルエットの写真「transvest」などの連作を次々と発表。
オノデラユキの写真には、古着、缶詰、鳥、カメラ、ピンぼけの歪んだ顔、闇に光る家、人影など、一見ありふれた日常の断片が登場します。しかし、どの写真も、オノデラの遊び心溢れる発想に裏打ちされた、思いもかけない視点で捉えられています。
見慣れているはずのものが、なぜか見慣れないものに見えてくる。そんなイメージの連鎖が、見るものを刺激してやみません。
本展では、これまでの代表的な連作に新作を加えた約50点によって、オノデラユキの写真世界を紹介します。
(パンフレットより抜粋)
期間:2005年2月5日(土)〜4月17日(日)
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
場所:国立国際美術館(大阪・中之島)
休館日:毎週月曜日
観覧料:一般420円(210円)/大学生130円(70円)/高校生70円(40円)/小・中学生無料
※()内は20名以上の団体料金
主催:国立国際美術館
協賛:(財)ダイキン工業現代美術振興財団/SHISEIDO/キヤノン株式会社
国立国際美術館