2005年4月6日更新

天才絵師　葛飾北斎

葛飾北斎は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。宝暦10（1760）年、江戸本所割下水に生まれ、19歳で浮世絵師・勝川春章の門をたたいて本格的な絵師の道に入りました。

以来、嘉永2（1849）年に90歳で没するまでの約70年間、既成の流派や伝統にとらわれることなく、絵画に対する飽くなきまでの探究心とたぐい稀な創造性で、数多くの優れた作品を世に送り出しました。

その高い芸術性は国内のみならず、近代ヨーロッパの画家達にも高く評価され、西洋絵画に多大な影響を与えました。今や北斎は、世界でもっとも有名な日本の芸術家であるといっても過言ではないでしょう。

本展覧会は、北斎のコレクションとしては第一級を誇る、島根県津和野町の葛飾北斎美術館の所蔵品から、日本風景版画の傑作として知られる「富嶽三十六景　神流川沖浪裏」をはじめ、青年期から最晩年までの肉筆画、摺物、版画、版本約200点を展示。生涯を絵とともに生き、浮世絵に独自の世界を拓いた天才絵師・北斎の画業を紹介するものです。
（パンフレットより抜粋）

期間：2005年4月2日（土）〜5月8日（日）
時間：10:00〜17:00（入場は16:30まで）
場所：姫路市立美術館
休館日：毎週月曜日（5月2日（月）は開館）
観覧料：一般800円（600円）／大学・高校生500円（400円）／中学・小学生200円（100円）
※（）内は前売券および20人以上の団体料金

主催：姫路市立美術館／神戸新聞社
後援：サンテレビジョン／ラジオ関西
協力：葛飾北斎美術館

姫路市立美術館ホームページ