2005年5月21日更新

ドレスデン国立美術館展―世界の鏡

ドイツ東部の中心都市であるドレスデンは、16世紀以来、ザクセン公国の首都として繁栄してきました。近世から近代にかけて、この地に集められ、育まれた文化遺産の数々は、ドレスデン国立美術館―ドイツ・バロックの真珠と謳われるツヴィンガー宮殿内のアルテ・マイスター絵画館をはじめ、ノイエ・マイスター絵画館、宝物館「緑の丸天井」、陶磁器館、版画素描館、数学物理学サロン、武具収集室など12の美術館・博物館の総合体―で保存・研究・展示がなされています。

本展では、王の「美術収集室」に集められ、コレクションの発端となった珍品の数々から、ヨーロッパ世界に対峙していた敵国オスマン・トルコの華麗な武具、フランスの宮廷文化の影響を受けたザクセン最盛期の君主・アウグスト強王の裁冠衣装、彼が熟愛した日本の伊万里焼とその影響を受けたマイセンの磁器、さらにはレンブラントの「ガニュメデスの誘拐」、フェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」、フリードリヒ「月を眺める2人の男」といった極めつきの名画に至るまで、ドレスデン国立美術館の各館から選りすぐった品々を一同に展示します。
（パンフレットより抜粋）

期間：2005年3月8日（火）〜5月22日（日）
時間：10:00〜18:00
場所：兵庫県立美術館・企画展示室およびギャラリー
観覧料：一般1,400円（1,200円）／大・高生900円（700円）／中・小生500円（300円）
※（）内は前売料金、および20名以上の団体料金

主催：兵庫県立美術館／日本経済新聞社／神戸新聞社／NHK神戸放送局
後援：外務省／文化庁／ドイツ連邦共和国大使館／大阪ドイツ文化センター／（社）日本ユネスコ協会連盟／兵庫県／兵庫県教育委員会／神戸市／神戸市教育委員会／（財）伊藤文化財団
特別協賛：NEC
協賛：AGC 旭硝子株式会社／KDDI／昭和シェル株式会社／DNP 大日本印刷／日本興亜損保／FUJIFILM／三井物産
協力：Lufthansa／Lufthansa Cargo／日本通運

Hyogo Prefectural Museum of Art
ドレスデン国立美術館展