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2005年7月14日更新

小林陸一郎と環境造形Q

1980年代の日本。経済的な発展とともに、全国の地方自治体において公共建築の1%を彫刻や広場デザインなどに振り向ける動きや、町のシンボル、文化的環境づくりに取り組む姿勢がみられた。

そのような状況下、1968年7月15日から8月31日にかけて、関西を中心に活動していた新進の彫刻家たちにより香川県小豆島の石切場で日本青年彫刻家シンポジウムが開催された。

このシンポジウムが契機となり山口牧生(1927〜2001)、増田正和(1931〜1991)、小林陸一郎(1938〜)の3人による造形集団環境造形Qが誕生する。

この環境造形Qが試みようとしたのは、3人の彫刻家が平等な立場で共同制作をすることが可能かどうかという試みであった。また共同制作では、野外の公共空間に置かれるモニュメントはいかにあるべきかを考え、それを実践してみることであった。更に環境造形Qが共同制作で志向したものは、芸術性にこだわらない没個性的なモニュメントであった。

本展は、1968年の環境造形Qの結成から1988年の解散に至るまでの3人の共同制作の検証を行うことで改めて日本におけるパブリッックアートについて考察するものです。そして今回は、環境造形Qの一員でもある小林陸一郎の彫刻作品展示を同時開催いたします。
(パンフレットより抜粋)

期間:2005年6月4日(土)〜7月18日(月・祝)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
場所:伊丹市立美術館

主催:伊丹市立美術館/(財)伊丹市文化振興財団

伊丹市立美術館

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