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2005年8月21日更新

写真家 井上青龍 回顧展
眼差しの軌跡(一九三一〜一九八八)

人間をテーマとしたドキュメンタリー写真家として知られる井上青龍(いのうえ・せいりゅう)は、写真家岩宮武二に師事し、1961年には第5回日本写真批評家協会新人賞を受賞します。

また1976年から大阪芸術大学で教鞭をとり、1987年には教授に就任しますが、翌年、鹿児島県徳之島で不慮の事故に遭い、56歳で突然この世を去ります。

井上の代表作『釜ヶ崎』は、日本が高度成長期を迎えようとする昭和30年代に、大阪の日雇い労働者が集まる街、釜ヶ崎(あいりん地区)に自ら住み込み、そこに居住する人々の日常に肉薄したもので、時代を経た今もなお、当時の熱気を帯びた緊張感が鋭い迫力を伴って伝わってきます。

この地で井上は人間という存在に相反する愛情の共存を持って接し、衝動の赴くままに反射的にシャッターを切り続けました。その後、在日韓国・朝鮮人や過疎化が進む徳之島などへと視点を展開し、混沌とした人間社会の記録とその表現を追求していきますが、井上の根底には常に釜ヶ崎で照射されたという原体験に似た深い感覚がありました。

本展は井上青龍没後初の大規模な回顧展として、未発表作品を含むオリジナルプリントを中心に関連資料など約200点を公開します。人間性に満ちた井上の真摯で繊細なまなざしの軌跡を、人間社会を扱ったテーマのみならず、京都の風俗、道祖神などさまざまなテーからたどってまいります。
(フライヤーより抜粋)

期間:2005年7月30日(土)〜8月28日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
場所:尼崎綜合文化センター 美術ホール(5F)
休館日:毎週火曜日
入場料:一般500円(400円)/大高生400円(300円)/中学生以下無料
※()内は前売料金/団体(10名以上)・シニア・身体障害者割引あり

主催:(財)尼崎市綜合文化センター/読売新聞大阪本社
後援:兵庫県/兵庫県教育委員会/尼崎市/尼崎市教育委員会
協力:大阪芸術大学
助成:芸術文化振興基金

尼崎市綜合文化センター

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